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株式会社へ移行







平成に入り、経済は低迷している。「平成不況」と呼ばれ、金融機関や保険会社、ゼネコン(総合建設業者)などの倒産が相次ぎ、深刻な経済状況を作り出している。この経済状況を冷厳に認識し、会社組織の改編に踏み切った。

二〇〇二年(平成十四年)十一月一日、合資会社上間鋼材と有限会社ユーテックを合併し、上間鋼材株式会社を設立した。また同日、有限会社ウエマ産業をウエマ産業株式会社に格上げし、対外的な信用を高めることにした。

株式会社設立に先立つ九年前の九三年(平成五年)一月二十七日、取締役社長のポストを私の長男、雅之に譲った。私は代表権を持った取締役会長に退き、大所高所から補佐することにした。会社合併に当たって社長の雅之は「金物販売事業と鋼材部門は、一体化することにより経費が抑制できるというメリットがあった。鋼材分野も不況を反映し、年々、競争が激化してきているのが現状。統合化することで体力を強化することが必要」と話している。私もその考えには同感だ。

新しい酒は新しい皮袋に盛れー。時代は移り、IT時代を迎えた。コンピューター技術などは昔は知らなくても仕事はできた。しかし、これからは違う。IT技術なくしては生きられない世の中になってきたのだ。新しい仕事を託するには若い人しかいない。社長のバトンタッチもそのような時代背景がある。雅之は二〇〇三年(平成十五年)五月、沖縄県商工会青年部連合会の会長に就任した。一期二カ年だが、青年の力で沖縄の地域経済が少しでも活性化できれば、と期待している。

上間鋼材㈱の将来展望について、雅之は「単なる物だけの販売では通用しない時代を迎えた。物をベースにしながらも、これにどう付加価値をつけ、販売していくかが大事だ。そういう意味で企画提案型の事業展開を目指していきたい。できれば、上間鋼材の加工技術を生かして自主ブランド製品を開発できればと思っている」と抱負を述べている。会長としても頼もしい限りである。

社員は現在、三十三人。大規模の事業所とはいえないが、我々のスローガンは「「やんばると共に前進する企業」と、夢は大きい。グループの経営理念は「社業を通し、地域社会の事業に積極的に参加し、その発展に貢献する」「社員の目標と家族の夢と幸せの実現をアシストする」「自己の技術と知識を最大限に生かし、お客様の成功と自己の成長を最大の喜びとする」の三つだ。国の施策の北部振興策が実施されて四年。二〇〇四年(平成十六年)は五年目に入ったが、我々はこの千戴一隅のチャンスを最大限に生かし、地域(やんばる)と共に、大きく成長し、発展していきたい、と念じている。

二〇〇四年が明けた。市場は新しい価値観の形成と信頼性が強く求められるようになってきた。上間鋼材㈱やウエマ産業㈱、(有)ユーテックのグループ企業も同様なことがいえる。そこで雅之社長は陣頭指揮を取り、対外的な信用力を高めるための措置を講じた。

◎上間鋼材株式会社 ◎ウエマ産業株式会社
代表取締役会長 上間義夫 代表取締役会長 上間義夫
代表取締役会長 上間雅之 代表取締役会長 上間雅之
常務取締役 桑江良彦 常務取締役 岸本文旭
取締役 上間ヨシ 常務取締役 上間ヨシ
取締役 上間優子 常務取締役 上間優子

(二〇〇四年七月現在)

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